令和7年度がんゲノム市民公開講座
「がん医療の今を知る」―専門医が語るがんとゲノム医療 ―
【第一部】
令和7年度がんゲノム市民公開講座
「がん医療の今を知る」―専門医が語るがんとゲノム医療 ― 第一部
(副島先生)パネル検査を受けられる人は基本的には進行がんの患者さんで多くの場合、外科的手術や放射線治療が困難な患者さんを対象としている。分子標的治療薬が使用できたとしても根治はどのがんにおいても難しいと考えられている。副作用が少ない治療で済ませられる可能性もあるため、比較的いい状態で長く生きられることが1つの目標になる。
(副島先生)保険適用薬の場合は、保険範囲内での治療になるため薬価によって決まる。がんセンターで治験を行っている場合は、会社の負担となる。あくまで通院費や検査費等の一般的な診察費用はかかる。また、自由診療の薬剤を病院側が勧めることはない。
(副島先生)転移していてもできる。転移巣の組織が取れない場合でも血液から遺伝子異常を調べることができる。進行度合いとは関係ない。ただし、患者さんの状態により勧めない場合もある。
(副島先生)さまざまな学会から早期の検査について要望は出ている。早期に検査を行った場合のデータも出ているが、非常に高額な検査であり、恩恵を受けられる患者さんが少ない中で今の医療財政を考えると全ての患者さんに勧めることは現実的には難しく、認可が下りない状況である。
【第二部】
令和7年度がんゲノム市民公開講座
「がん医療の今を知る」―専門医が語るがんとゲノム医療 ― 第二部
(吉良先生)PSAは基準値が決まっており、基準値を超えた場合にはなんらかの治療を行うことになると思われる。去勢抵抗性の段階になったら遺伝子検査を考えるタイミングとなる。
(中山先生)家族歴があるからといって全員に遺伝子異常があるわけではないが、ご自身が乳がんの診断を受けられているということであれば検査を受けてもいいと思う。